CNFの時代 2017 7 9

 19世紀は、「鉄の時代」、
20世紀は、「プラスチックの時代」、
21世紀は、「木の時代」になるかもしれません。
 裏山の木から、自動車を作るのは、そう遠くないかもしれません。
いや、最終的には、航空機まで作るでしょう。

書名 無名でもすごい超優良企業
著者 田宮 寛之  講談社新書

 著者が注目するのは、
セルロースナノファイバー(CNF)だ。
 木材から作られるCNFという素材は、
鉄の5分の1の重さで、強度は5倍。
 いずれは、自動車や航空機のボディに使用されるだろう。
透明性も高いので、CNFが従来のガラスに取って代わるかもしれない。
(引用、以上)
 さらに、CNFの特徴としては、チキソ性が高いことが書いてあります。
チキソ性とは、「止まっている時は固まっているが、
力が加わると、トロトロに溶け出す。
そして、放っておくとまた固まる」という性質です。
 私が、こうした性質から連想するのは、
チキソ性に加えて、形状記憶を加えれば、
車のドアに利用できるでしょう。
(欲を言えば、「完全反磁性」も加えたいところです)
 命令すれば、車のボディの一部が溶け出して、階段状に変化して、
人間が車に乗り込めば、階段がボディの一部へ戻るというものです。
こうして一切つなぎ目のないボディができます。
 車の窓ガラスの部分もボディと一体をなすもので、
必要な部分だけ透明化させるというものです。
こうなると、車のボディは、3Dプリンターで作ることができます。
 いつの日にか、車はアスファルトの上を走るものではなく、
中空に浮いたままで駐車するものとなるでしょう。
そして、空中を高速走行するでしょう。
 小さな車であれば、
自宅で3Dプリンターを使って車を印刷する、
いや、製造するようになるでしょう。






























































































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